2011年 01月 13日
1月19日開催「画像建築展」のお知らせ
来る1月19日(水)に、彦坂尚嘉企画による「画像建築展」が開催されます。

当日は展示のほか、シンポジウムと建築系ラジオの収録を予定。
お運びください。

建築系ラジオとその仲間たち「画像建築展」
2011年1月19日(水) 1日展
【スケジュール】
14:00~15:30 シンポジウム「画像になった建築/画像しかない建築」※建築系ラジオ収録
16:00~18:00 親睦会 ※会費:2000円


参加作家:五十嵐太郎、南泰裕、北川啓介、松田達、大西麻貴(以上 建築系ラジオコアメンバー)、
彦坂尚嘉、糸崎公朗、高橋堅、後藤充、エサシトモコ、大木裕之、鵜飼悠、菅野英人、
建築設計ユニット Studio@、Cubit Studio Inc. 、中川晋介、栃原比比奈

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【企画趣旨】
建築を写真に撮ろうとすると、写らない。写らないという意味は、肉眼で、その建築の内部や
外部を見ている時の実感が、写真のファインダーを通してみると見えないないのです。それは
写真のレンズが単眼であることや、視野が狭いことがあるのです。

写真というものが持つ特性は、何も建築を撮影する時にだけ起きるのではないのですが、建築に
おいては特に意識されるように思います。それでも建築は写真に撮られているし、写真を通して
私たちは多くの建築を体験することになるのです。

絵画でも写真に写らないものがあって、実物を見ないと絵画に対する判断を間違えるのです。
が、にもかかわらずアンドレマルローの「空想の美術館」の指摘のように、《近代》のモダンペイ
ンティングというのは、実は画集として流通する印刷美術であったのです。つまり実際の作品は
原画に過ぎなくて、私たちの絵画鑑賞の大半は、印刷絵画によるものだったのです。実は建築に
おいても、建築写真という画像が流通することで大きな影響を持った時代であったのです。つまり
ベンヤミンが指摘したように複製建築の時代が《近代》であったのです。

建築はものであるので、実物よりも写真や画像としての建築だけがあればよいという、建造され
ない建築(アンビルドの建築)の考え方は愚かなもののはずです。しかしアンビルドの建築は、実は
生産性を持ってきたように思います。必要なのは実物の建築ではなくて、建築の画像だけなのだと
する考えは、まったくの「さかしま」であるにもかかわらず、奇妙な真実を指し示しているように私には
思えます。実際アンビルドの試行の面を抜きにしては、建築の歴史は無かったのです。画像だけの
建築は、制作費は安いのですが、だからといって簡単という訳でもないのです。実用建築とは、画像
建築はどこかで何かが根本的に違うのです。それは何なのでしょうか?
(2011.1.8 彦坂尚嘉)
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by mmfa | 2011-01-13 17:35 | 展示情報


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