2012年 11月 01日
「ACH,SO?!=あっ、そう!?帰国展」作品紹介 - SYUTA
「ACH,SO?!=あっ、そう!?帰国展」より、続いての作品紹介。


SYUTA 三友 周太

薬剤師として学んだ知識を反映させ、アートと社会の係わり合いを制作主題にしているSYUTA。
FRISEでの展示、そして今展のテーマは「エネルギー」。
私たちの体にエネルギーが与える影響や、体内で生じている現象に、やさしく気付かされる作品。



"In side Out side"
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私達の形態が、正しく後世に受け継がれてゆくためには、遺伝子の役割は重要である。
紙の裏側に塗られた色は反射し、あたかも紙に色が着いているかのように見える。
この色の強さは、紙と紙の距離に影響を受け、紙が近い距離にあるほど色は強く映り込み、
距離が離れるほど薄い色へと変化する。外的因子からの影響や、他人との距離による影響を
意味して構成されている。

外部からの影響は、体内へ取り込まれたり通過する際に私達の体の中でダメージを与える。
私達の体の中に入ったエネルギーは、時には局所的に、時には体の中の循環にのって、全身をめぐる。
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[2012 紙、色鉛筆、他 サイズ可変]




"塩基配列"
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DNAの塩基にはアデニン(A) 、グアニン(G) 、チミン(T) 、シトシン(C)の4種類があり、
A-T,C-Gはそれぞれ結合している。この塩基配列が私達の遺伝情報を掌る源になっており、
細胞分裂の際にこの配列がコピーされて、遺伝情報は受け継がれてゆく。
この遺伝情報をコピーする際、配列が何かの影響で壊れていると、情報は正確に伝達されない。

画面に記載されたATCGは塩基配列の記号を意味し、スタンプで押されたローマ字はDNAの
複製の際に生ずる転写を意味する。
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[2012 紙、白インクスタンプ 26×657cm]




"増殖"
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[2012 紙 サイズ可変]




"Pollution"
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植物を入れた瓶を印画紙の上に置き、感光させる事で得られたこのシリーズは、昨年の震災に伴う
福島原発の事故をテーマにした、核による環境汚染を意味する作品。
露光時間、距離、照射エネルギーを変化させて陰影をつくることで、エネルギー源からの距離、
時間、エネルギー量を表現している。

[2011 印画紙にフォトグラム 各30.2×24.1cm]



*作品解説テキスト:SYUTA
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by mmfa | 2012-11-01 17:59 | 展示情報 | Comments(0)


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