2015年 07月 04日
「あなあき」-アーティストトーク 7月3日
儀保克幸さん(代/大橋博さん)
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韓国でレジデンス中の儀保克幸さんの作品は、大学・年齢も同じ大橋博さんが代トークを。
 -20年くらい少年少女を作り続けている。毛むくじゃらの手からこうした作品が生み出される不思議がいつもありる。
 -彫りながらいろいろなことを考えているのだろう。モデルは心の中にいると思います。記憶の中に残っている残像。
 



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 -彼は学生時代もともと塑像をやっていた。粘土を練って盛って・・土の感覚が見ているだけで伝わってくる。(作品「おちこち」に関して)




堀太一さん
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 -絵の中には、ハイヒールや哺乳瓶、町並み・・ さまざま。描いている最中は無意識で、モチーフも無意識下から出てきたもの。描き終わったあと、自分でも分からない不思議な痕跡が残ります。(「ドローイング」に関して)
 -大橋さん「彼は陶芸家なんですよ」 堀さん「最近自分でもよく分からないです」


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 -今回展示しているようなドローイングやインスタレーションも、これらとは違う陶芸作品も、同じ平面上、同じ地平線上にあります。



河明求(Ha Myoung-goo)さん
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 -日本に来てろくろや器の世界と出会いました。学びながら、技術や素材が重要視される焼き物の世界に染まりきれない自分もいました。その後イギリスに留学する機会を得たとき、街を歩きながら、イギリス紳士が着ているスーツと焼き物の技術や素材の「固さ」は似ていると思いました。
 -イギリス紳士がスーツのポケットに入れているPocket squareは個性が強く、形式も素材も幅が広くて自由なのです。Pocket squareみたいなものを自分の焼き物プロセスの中で作りたいと思いました。
 -工芸において、「崩す」「割れる」ことは失敗です。その「固い」という自分の中の概念を壊したいと思いました。
 -何も意味のない壁や床に置いて「これは何ですか?」と聞かれる、対話が生まれる装置になればいいと思います。(「Pocket square series」に関して)



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  -人間が理解している生命体を超えた存在は多分ある。水木しげる(が描く妖怪)やディズニーランドのように、「(実際には)見たことないけど、ああそれね」と思えるものに興味があります。それをこれから立体化しようと思っています。(「Fantasy series」に関して)
 -素直に「どっちも(陶器もドローイングも)自分だろうな」と思ってやっている。




大橋博さん
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 -アカデミックなことを享受したい、と思っている。大学で粘土をこねて人を見ながら立体を作るということは、決してつまらないことではなかったから。
 -アカデミズムの在り方というのは、社会性のあるものをしっかり見ることだと思う。
 -彫刻は、すべてが擬人化されている。彫刻が存在するということは彫刻が「演じ続けている」ということ。ずっとこの空間が続いていく感じ、動かないということはとても長いスケールでの表現でもある。そこが気に入っている。
 -ここにあるものはすべて僕という存在を通さなかったら出てこないもの。



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 -鉄のフレーム、紙に皺が寄っている ―妖気かなんなのか分からないけれど―、僕はこれをひとつの立体作品として認識しています。(「ドローイング」に関して)
 -平面であり立体なんです。こうして物として手に持てる。僕はこれを平面だとは思っていないです。(「Picnic」に関して)
 -僕は画家ではありませんから、イリュージョンを作っているわけではない。彫刻のインスタレーション的発想です。




CHIKUWA-Unit
CHIKUWA-Unit「あなあき」
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by mmfa | 2015-07-04 20:56 | 展示情報 | Comments(0)


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