2016年 03月 26日
「向こう側のリズム」-3月25日 ギャラリートーク
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夕刻、美術評論家 北澤憲昭氏をゲストに、ギャラリートークがありました。
北澤さんは、2013年の同展 企画者でらっしゃいます。今展示作家4名が大学院在学時、ゼミご担当でした。


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(交わされたディスカッションの一部を紹介)

「学生の頃から、身のまわりにある風景を描いています。レイヤー的手法も折にふれ使ってきました。(伊藤)」
「今回始めて使ったというポリエステル素材により、絵に映像的感覚が加わって面白さが増したと感じた。こうした素材の使用が、後の世代に受け継がれてゆくかは不明だが。(北澤)」




「『庭のかたち』で、これまでの人物でない、樹、家から見える風景を描きました。(桑原)」
「樹であるが、人体につながる、身体性を感じる。(桑原の絵は)人の体が重なることで、あぶな絵的なエロスがある。それがこの樹にも感じられる。作者が意識しない所で、見手にとっての面白さがあったりする。(北澤)」




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「水平性、広がりが、自分の絵ではメインでしたが、垂直の線が新しく出てきました。(佐藤希)」
「たとえば『音』。水平に流れていくだけではない。垂直な音、垂直な時間もある。流れ、時間、音 ・・もっとこれから研究し、絵の深度を深くしていってほしい。(北澤)」



「学生の頃から電車などで見知らぬ人をクロッキーし、描き終えた時間を記入しています。人と時間に生じるずれ等に興味があります。(福岡)」
「レヴィナスの言にある顔の認識不可能性。ボルタンスキーのぼやけた作品もしかり。「顔そのものを見ることはできない」、、福岡の抽象的な人物は、そういう事も思い起こさせる。(北澤)」




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「・・こうしてあらためて4名の作品を見ると、“透明性”が、それぞれニあることに気づく。
偶然だが、風景が2名、人物が2名。それぞれ『呼応』していることも。

グループ展をする意味、、、それはそれが終わった後で わかるのだと思っている。
どの深さで、それを発見できるかが大事。相手の存在が、自分にとって『ギフト』となり得るか、また その逆も。(北澤)』



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向こう側のリズム 
伊藤志帆/ 桑原理早/ 佐藤 希/ 福岡しの野

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by mmfa | 2016-03-26 19:45 | 展示情報 | Comments(0)


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