2016年 10月 16日
【 1F 】堀太一展/【 2F 】麻生志保展 開催中

いよいよ秋本番になりました。
数多くの展覧会を楽しむ至福の季節が、やってまいりました。
その中でも凌駕する二つの個展を、ご紹介いたします。


2016年10月14日(金)~10月23日(日) ※会期中無休

【 1F 】
堀太一展「人間の条件」
Taichi Hori Exhibition -The Human Condition-

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人間の条件、ってなんだと思いますか?
人の形をしていることですか?
言葉を用いることですか?
意識を持っていることですか?

今回のタイトルである「人間の条件」†1は
ハンナ・アレントという女性政治思想家の本のタイトルからお借りしました。
彼女はこの本の中で大衆社会の思想を紐解いていきながら、
人間の条件の変貌と現代世界の危機について書いています。
私はこの本を読んで、ふと現代社会の生き辛さは「思考」の問題ではないかと思いました。

例えば昨今よく取り上げられるマイノリティの問題においては、
性、身体及び精神障害、宗教、民族といった表層ばかりが取り上げられ、
各々に対する考察が欠如しているのではないでしょうか。

物事と直接向き合わずただ感情的に「少数=弱者として認められるべき存在」
と短絡的に語られている気がしてならないのです。
社会の中では、熟考し意見することは疎まれ、また異分子的な思考は孤立します。

奇異な目で見られ、生き辛さを感じることでしょう。

しかし、私はこのような自立した思考を持つこそが「人間の条件」なのではないかと思うのです。

†1:「人間の条件」ハンナ・アレント 志水速雄訳 ちくま学芸文庫1994


■堀太一 Taichi Hori

1985年 岐阜県生まれ
2010年 武蔵野美術大学造形学部建築学科 卒業
2013年 多治見市陶磁器意匠研究所 卒業
2013年~2015年 丸沼芸術の森 在籍


【 2F 】
麻生志保展「-Cell-」
Shiho Aso Exhibition -Cell-

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“卵巣内の卵子の素となる原始生殖細胞は、胎生期間中に盛んに分裂増殖して、
出生時には一側の卵巣に約 20 万個の原始卵胞が存在する。
原始生殖細胞から卵祖細胞への移行、
更には卵祖細胞から卵母細胞への移行は生後 2 月頃までに終わっている。
即ち、増加期は出生時にはほぼ終了している。”*

私の内から産まれた娘は、私とは違うというのを日々感じている。

* 神戸大学名誉教授 溝口史郎氏による「人体発生学カラースライド・データベース」参考

◆絹本彩色による日本画と純銀筆画のドローイング計10点展示予定


■麻生志保 Shiho Aso
1978 東京生まれ
2003 武蔵野美術大学日本画学科 卒業



どうぞご高覧ください。




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by mmfa | 2016-10-16 17:06 | 展示情報 | Comments(0)


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