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2010年 04月 28日
ゴールデンウィーク休廊のお知らせ
つつじ咲き誇る今日この頃、雨が続きますね。
MMFAでは、5月6日(木)まで、展示はお休みとなります。

GW明けの展示は、
≪1F≫相原康宏展「此世」
≪2F≫マキイスタッフセレクションVol.1「つぶやきは はばたく」

1Fは、人間の生死感に主題を持つ絵画や立体作品を制作している相原康宏の個展、
2Fは、マキイスタッフセレクション第1回目として、「つぶやき」をテーマに、4名の若手作家を
紹介します。

【会期】5月7日(金)~5月18日(火)
オープニングパーティー(画廊2F) 5月7日(金)18:00~20:00

ご来廊をお待ちしています。
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by mmfa | 2010-04-28 11:27 | スケジュール
2010年 04月 22日
「植物園Ⅱ」王京希個展 "Orto BotanioⅡ" Wang,Kyung-Hee
MMFA2Fでは、韓国の作家 王京希の個展「植物園Ⅱ」を開催しています。

植物園で目にする光景をテーマにテキスタイルデザインを制作している
王(Wang)さんは、イタリア・ミラノでファッションとテキスタイルを学び、
現在、ソウル女子大学、漢陽大学で教鞭をとられています。

階段を登っていくと、目に飛び込んでくる、色とりどりの作品。
すがすがしく美しい世界が広がっています。
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そして、近寄ってみると、模様の重なりが面白く、
日本の美とはまたちがった趣きを感じます。
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「植物園Ⅱ」王京希個展は、24日(土)19:00※まで。
(※終了日が変更となりました。)
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by mmfa | 2010-04-22 17:19 | 展示情報
2010年 04月 20日
「ホルモン」しえなたばさ 「未来指向」寺元博昭写真展 トークショー
先週17日(土)、開催中の「ホルモン」しえなたばさ 「未来指向」寺元博昭写真展
記念のトークショーが開催されました。

今展キュレーターは、写真家・須田一政氏です。コメンテーターとして、林誠治さん。
作家2名は、兵庫西宮市生まれは共通ですが、その写真は、趣も手法も異なります。

しえなたばさは、携帯のカメラを使用。
カラープリントで、生の凝縮された一瞬を表現。
撮りたいものが見つかった瞬間から撮影までのタイムラグが無いよう、
携帯は常にカメラモードになっているそう。
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寺元博昭は、白黒の美しいファインプリント。
車を撮影し、舞台の書き割のように向こう側がない、独特の世界です。
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(須田氏コメント)
感覚による写真は、続けていると定番パターンに陥るものだが、しえなさんの場合、
不思議とそうならない。稀な存在である。
もしかしたら「夕鶴」の、主人公つう(自らの羽をぬいて生地に織り込んでいった)のように、
自分をいためて撮っているのかもしれない。そんな想像が湧く。
本人は無意識かもしれないが、平和を希求する感じ、映画「アバター」のような世界観が
見える気がする。

また、寺元さんの写真は、テロリストが爆弾をしかけた後のような、不気味な静けさがある。
車と植物以外、なにもない怖さ。彼の実験精神と、『自分の写真から自分が学ぶ』姿勢の継続が、
これらのプリントに結実している。
わきめもふらず取り押さえるような、目の欲望の強さ。『撮る』ことへの執着が、きわめて強い人。

(林誠治コメント)
ふたりの写真に共通するのは、カメラを通してでないと、決して見つからなかった映像である事で、
静かな恐ろしさがある。
映像が氾濫する今日だが、『撮る価値のある写真を撮る』という事を、意識して撮っている人が
何パーセントいるだろうか。
飼いならされたペットじゃない、お約束事でない写真が、二人にある。
繰り返し観たくなる写真である。
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下の写真は、トークショーの様子。
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写真について、真摯な意見が交わされた会でした。

「ホルモン」しえなたばさ 「未来指向」寺元博昭写真展は、
4月27日(火)まで。
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by mmfa | 2010-04-20 19:24 | 展示情報
2010年 04月 10日
秋吉かずき「密やかに存在する電波」
画廊の空間にモールス信号が響き渡る。

「誰かいますか
何処にいますか
聞こえていますか」

秋吉かずきの作品「密やかに存在する電波」は、モールス符号化された自作の
詩の断片をFM送信機より送信、その電波で空間を満たすインスタレーションです。

そこには、人間という存在のはかなさ、宿命的な孤独、美しさへの思いが
こめられています。

作家いわく「パイオニア計画というアメリカの宇宙計画にインスパイアされた作品」。
パイオニア計画とは、地球外生命へのメッセージをのせた木星探査機を外宇宙へ
飛行させるNASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査計画の総称です。

「パイオニア計画
洋上のワインボトル
漂流する未完の通信は
やむにやまれぬ命の叫び」(詩より抜粋)

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写真は、FM送信機の部分。

今回、MMFAの空間を満たしているのは、モールス信号のみですが、
大学の修了制作時には、広大な空間に6台のFM送信機を配置。
それぞれから、詩の朗読やモールス符号化された詩が送信され、
鑑賞者がFM受信機をもって自由に移動できる、というかたちで展示。

下は、修了制作展示の様子を記録したユーチューブの画像です。


モールス信号は、時空を超えて、見知らぬ誰かに届きつづける。

秋吉かずき個展「アナログ」は、13日(火)まで。
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by mmfa | 2010-04-10 20:08 | スケジュール
2010年 04月 06日
SYUTA(三友周太) 「PINHOLE」
秋吉かずき個展「アナログ」開催中、
1F入口のアクリル棚を、SYUTAこと三友周太の、ピンホール写真作品を展示しています。

2009、10年とMMFAで個展を開催した、SYUTA(三友周太)は、バスカメラプロジェクト、
中に人が入れるカメラオブスクラ等を通じ、人とのつながりをテーマに制作する作家です。

今回は、2005年にピンホールカメラで撮影した作品をデジタルプリントとして再現。
自作のピンホールカメラの中に花を一緒に入れ、花の影と外の景色が一体となった
叙情的作品を展示。合わせて、ぜひご覧ください。

写真は、「Apricot Beauty(アプリコットビューティ)」
ピンホールカメラ箱の中に、パリからやってきたチューリップを一緒に入れて撮影。
実像と陰とが重なり合う、面白い作品。

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by mmfa | 2010-04-06 17:26 | 展示情報
2010年 04月 03日
秋吉かずき個展「アナログ」
秋吉かずき個展「アナログ」、スタートしました。

金沢美大・美術工芸研究科修士課程彫刻専攻を、修了したばかりの秋吉さん。
小学生の時から、理科好き、実験好きの「知りたがり屋」だったとか。
それがそのまま、今の作品につながっています。

展示されているのは、電子工作と、ピンホール写真。
空間の認識、その中での自分の在り方を見つめる作品です。

搬入日に、産経新聞社の記者、篠原さんが取材に来てくださいました。
そのとき彼が話したことを紹介します。

まず、ピンホール写真については、
「デジタル全盛時代に、ダイレクトに残像が写る“現象”としての写真、
印画紙を使った技法に興味を持った。最初、四角い箱で作っていたが、
トマト缶で、カメラを作ってみた。それが大型化していって、ドラム缶に・・・。」

写真は、取材の様子。左下が作品『ドラム缶の中の写真』。
露光時間そのものは5分程度。ただ、準備は大変。ドラム缶に現像液を入れ、
暗い部屋での攪拌は大の男2人で、現像液まみれになりながらの作業に。
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ちなみに、写真奥が秋吉さん。手に持っているのがトマト缶カメラです。

そして、「ドラム缶の内側にうつる風景を覗いていると、今度は
“その中に入って、360度囲まれたらどうなるだろう”という思いに。」
その思いが、作品『環状写真』(下写真)に結実します。
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また、写真と電子工作とのつながりについては、
「最初につくったのは、幻燈機。物が、光ったり、動いたり、シルエットとなるのが、映像。
自分は、映像そのものより、映像を流す装置を作りたかった。」とのこと。
光が点滅することが映像ではないか・・・、
このアイディアが、作品『エレキ』(下写真)に。
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「便利なものを、自分でも享受しているが、それに慣れることの怖さを感じている。
意識せず使っている便利なメカに、潜んでいる荒々しい、生々しい部分を、
自分は作品で、引っ張り出したい。」と秋吉さん。

秋吉かずき個展「アナログ」は、4月13日(火)まで開催。
彼のこれまでの作品を一望できるこの機会に、お運びください。

作家weblog:http://kazukiakiyoshi.cocolog-nifty.com/
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by mmfa | 2010-04-03 13:40 | 展示情報