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2011年 11月 29日
「相良裕介展」作品紹介
開催中の「相良裕介展」、作品を紹介します。

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アスファルト舗装された地面が、モティーフです。
東京生まれの相良さんにとって、アスファルトは馴染みの深い、大地のような存在。
実際のアスファルトを見、デッサンを重ね、丹念に粘り強く描いています。

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描き方について、聞きました。
ある1点からひと粒づつ仕上げ進めていくのではなく、アスファルトの向きなど全体の構成として決めて、
下描きからすこしづつ描き進めていく。
アスファルトが自然に見えるように描くのは、かなり気をつかう作業との事。

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画面から、蠢きや、染み出してくる何かが見えるようです。
また折々の光によっても見え方が変わります。

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ジョージア・オキーフの花の絵に接し、『自分は花を全体として見て、細部を凝視してなかった』と
気づいた昔の記憶を思い出しました。

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相良裕介展
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by mmfa | 2011-11-29 20:11 | 展示情報 | Comments(0)
2011年 11月 27日
久保田弘成「トラバント廻車」 in Ce Qui Arrive-これから起きるかもしれないこと-
昨夜、日本パフォーマンス/アート研究所主催のイベント「Ce Qui Arrive-これから起きるかもしれないこと-」に
行ってきました。

浅草のレトロ遊園地 花やしきを舞台に、参加アーティスト・グループが一夜限りのパフォーマンスを繰り広げ、
それを観覧者が見て回るという回遊型イベント。
メリーゴーランドやスカイシップなど一部のアトラクションは稼働していて、合わせて楽しめます。

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出演アーティスト:悪魔のしるし、足立喜一朗、伊東篤宏、contact Gonzo、久保田弘成、サンガツ、和田永

熱い男たちがつくりだした、魂がぶつかり合い、火花散るような磁場に巻き込まれ、夢うつつの
心地。あっという間の2時間でした。

和田 永
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悪魔のしるし
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伊東 篤宏
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ラストに、久保田弘成が「トラバント大廻転」を披露。
花やしき裏の駐車場にて。
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2010年の神奈川県民ホールの「日常/場違い」展では、港そばの海風を感じながら見、
今回は花やしきのレトロな明かりと雰囲気の中での廻車。
オイルの匂いとともにとどろくエンジン音。演歌BGMに合わせて、回転速度を増していく
トラバントに歓声があがり、圧巻のパフォーマンスでした。


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最前列で見ていると、身の危険を感じつつも、車が高速回転しているその異様な
光景に意識が集中していて、何とも不思議な感覚を覚えます。
クライマックスが近づくにつれ、観客が静まっていったのも印象的でした。

力強くも描きだされた一炊の夢。

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Ce Qui Arrive-これから起きるかもしれないこと-
久保田弘成個展「廻船仁義~北九州漁船大回転」@MAKII MASARU FINE ARTS
久保田弘成WEB
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by mmfa | 2011-11-27 20:03 | 関連作家 | Comments(0)
2011年 11月 26日
「飯嶋桃代展」オープニング風景
続いて、昨日のオープニングパーティー風景です。

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by mmfa | 2011-11-26 16:11 | 展示情報 | Comments(0)
2011年 11月 26日
「相良裕介展」「飯嶋桃代展」展示風景
昨日より始まった両階の展示風景です。

【1F】相良裕介展


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【2F】飯嶋桃代展「ghost of clothes」


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1981年東京生まれの相良さん。
1982年神奈川生まれの飯嶋さん。
平面と立体、異なる表現の中に、都会(まち)に育った感受性、積み紡ぎあげることによる自己確認が
見えるようです。12月6日まで開催。
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by mmfa | 2011-11-26 14:35 | 展示情報 | Comments(0)
2011年 11月 24日
「相良裕介展」「飯嶋桃代展」搬入日
1F「相良裕介展」、2F「飯嶋桃代展」 搬入日でした。

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明日より、初日です。


相良裕介展                                                        

飯嶋桃代展「ghost of clothes」
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by mmfa | 2011-11-24 19:43 | 展示情報 | Comments(0)
2011年 11月 22日
「"Ach,so!?=あっ、そう!?"2011 Part 2」終了
独作家、約20日間の滞在。Part 1、Part 2 を通じ、約1ヶ月の展示期間。
「"Ach,so!?=あっ、そう!?"2011 Part 2」 本日、終了しました。

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Dodo Schielein、Torsten P Bruchの作品の前で、SYUTAさん、古池潤也さん。

なお、「"Ach,so!?=あっ、そう!?"」、2012年7月、ハンブルグでの開催が決まりました。
今展の日本人作家4名の作品が、FRISEのギャラリーで展示されます。
詳細は追ってまた、お知らせします。

FRISE WEB
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by mmfa | 2011-11-22 20:48 | 展示情報 | Comments(0)
2011年 11月 20日
「"Ach,so!?=あっ、そう!?"2011 Part 2」作品紹介-4
「"Ach,so!?=あっ、そう!?"2011 Part 2」作品紹介、最後は映像作品です。


トルステン・パトリシュ・ブルッフ Torsten P Bruch

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Torstenの作品は説明要素がなく、シンプルでアイロニカル、独特のリズム感がある。
ユーモアがあり、面白うてやがて哀し、のようなsentimentが残る。

「Coming - Funasaka Bon Odori」、「Laurentius chan」という作品以外は、すべて彼が自演している。
同じ動きを単体で撮り、複数合成している。結果、ムーブメントに微妙な和とズレが生じ、言いがたい独自の感じとなっている。

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大学でビジュアルアートを専攻していた頃、舞台で演じる機会があり、その時に「自分には役柄を演じる事が向いている」とわかったそうだ。
以降、積極的に作品の中に登場するようになる。自らの増殖と他者性を楽しみながら分析している。

「Laurentia」。典型的なドイツ伝統の衣装を纏い、民謡を歌う。
恋人への想いを延々と歌うが、事はうまく運ばない。
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「Laurentia」の日本語バージョン、「Laurentius chan」。
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新作「Schweben」(英語ではfloting 浮遊の意)。
タキシードのマジシャン姿で登場。ラップフィルムを飛ばし続ける。
解釈は多義と思うが、自分は、マジックというものの本質を垣間見た気がした。

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「Funasaka Bon Odori」も人気の高い作品。
32人の踊り手を一人一人個別に撮影し、最後にそれらを合成。同じ行為をする個々の差異が面白い。

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この作品を観て、「狐の嫁入りを思い出した」というお客様がいた。
なるほど。元来、盆踊りは魂を迎え、送る踊りなのだが、日本人が普段それを改めて意識することはない。

外国人の目を通し、私たちは新しい発見をする。
微笑んで観ているうちに、ふとよぎる、踊りながら、先は、どこへ行くのだろう・・・

"Ach,so!?=あっ、そう!?"2011 Part 2
Torsten P Bruch WEB
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by mmfa | 2011-11-20 14:07 | 展示情報 | Comments(0)
2011年 11月 19日
「"Ach,so!?=あっ、そう!?"2011 Part 2」作品紹介-3
「"Ach,so!?=あっ、そう!?"2011 Part 2」作品紹介、三人目です。

古池潤也 Junya KOIKE

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描写力に支えられた、鮮やかな野菜文字。フラットな背景に浮かびあがる。
つややかで、図鑑を見るような楽しさがある。そしてユーモアも。

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野菜は実物大。描こうと決めた文字それぞれの一辺、一点を成すに相応しい野菜を探すことに
まず手間がかかる。
自らが決めた制約に添って進められる絵画は、かけられた時間の分、強度を増すようだ。

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黙々と、野菜を見つめ描いている作者の姿が想像される。
只管打坐(しかんたざ)、という言葉が、ふと浮かぶ。
宗教性を持ち出すつもりは毛頭ないが、ひたすら、余念無く描かれた感じに
観るこちらも清々とする。

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「トラ!トラ!トラ!」
マキイスタッフセレクションVol.1「つぶやきは はばたく」
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by mmfa | 2011-11-19 21:03 | 展示情報 | Comments(0)
2011年 11月 17日
「"Ach,so!?=あっ、そう!?"2011 Part 2」作品紹介-2
「"Ach,so!?=あっ、そう!?"2011 Part 2」作品紹介、二人目です。

SYUTA Syuta MITOMO

社会とアートとの係わり合いをテーマに制作しているSYUTAこと三友周太。
今展では、PHARMACIST(薬剤師)である自身を強く意識し、科学の現象をイメージし
制作されたフォトグラムのシリーズを発表。

「フォトグラムは、印画紙にものを載せ、光(エネルギー)を感光させると陰の濃淡が生まれます。
物理学者レントゲンがX線を発見した際にも印画紙が関与しているといわれています。
今回の展示では、3.11の地震以降に起きた日本の状況を科学的な側面からイメージにかえた
作品を制作しました。風評被害もある中で、冷静に現実と実態を見つめなおして見ることを
メッセージの中にこめています。(SYUTA)」

核分裂のしくみ(Fission)~エネルギーの均衡が保たれた原子の様子(ATOM)~核分裂に
よって生まれた中性子が他の原子にあたることでおこる連鎖―臨界(Critical)~ヒトの
遺伝子に対する放射能の影響(DNA) までをイメージした一連の作品。

「Fission 分裂」

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「ATOM」
さまざな種類のビー玉を使用。透過度の違いによって、浮かぶ像が変化する。
光によって描かれた像の美しさに圧倒される。

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「Critical 臨界」
ビー玉とペンライトを使用。露光中にペンライトでドローイングし、光の跡を残したもの。
ライブセッションのように臨場感ある作品。

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「DNA」

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「Expose 曝露」

「エネルギーは、強さ、距離、時間によって受ける側(曝露する側)が大きな影響を受けます。
強さを感光の際に用いた電球を200W/100W/60W/40W/20W/10W、印画紙と電球の距離を50cm/100cm、
露光時間を0.1~0.5 secと変化させた反応性の違いを表現した作品です。(SYUTA)」

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左下にワット数・距離・露光時間が記されている。
同じ光の強さでも、距離と時間がちがえば、像は大きく変化する。

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「The last year & New Year」SYUTA EXHIBITION
The Last Year & A New Year 9 to 10 SYUTA EXHIBITION 2010
SYUTA EXHIBITION 2011"OEDO"
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by mmfa | 2011-11-17 16:36 | 展示情報 | Comments(0)
2011年 11月 16日
「"Ach,so!?=あっ、そう!?"2011 Part 2」作品紹介-1
「"Ach,so!?=あっ、そう!?"2011 Part 2」、本日より各作家の作品を紹介していきます。


ドド・シーライン Dodo Schielein

来日中、2度サウンドパフォーマンスを披露してくれたDodo Schielein。
その作品世界も、やはり「音」のインスタレーション。
しかし彼女の手にかかると、機械も有機性を帯び、生き物感を醸し出す。


「iris あやめ」
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ヨーロッパ6か国(スペイン、フランス、イギリス、ドイツ、ポーランド、トルコ)の言語の
「模擬言語ノイズ」という、環境ヒス雑音が、スピーカーから順番に流れる。
たとえていうと、歯の隙間からもれる息を、長く太くしたような音? 
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人間の背丈幅で設置されていて、スピーカーから流れる音が、
ふしぎな人間味、身体性を感じさせる。
またヨーロッパの、多種多様、観念的な存在である事にも、思いが廻る。



「jewel weed インパチェンス」
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こちらも、サウンド・インスタレーション。
まさに八重咲きのインパチェンスの花のように、サウンドカード16枚の花弁が、美しく広がる。
近づくと光センサーが感知して、不思議な音(最初自分は、蛙の声を想像した)が
カードとカードの間に仕込まれたスピーカーに響く。
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じつにインパチェンスとは、「impatiens(不忍耐)」という意で、
花言葉に「おしゃべり」「短気」などがある。
確かに、装置に相応しいネーミングかもしれない。



Dodo's Performance at Aurora's Night-1
Dodo's Performance at Aurora's Night-2
Dodo Schielein WEB
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by mmfa | 2011-11-16 15:48 | 展示情報 | Comments(0)