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2010年 03月 13日
「Abflug2010-あさくさばしから声がする-」ギャラリートーク
春へ向かう時節、MMFAでは、1、2Fとも女性作家の展覧会を開催しています。

昨夜は、2Fの展示「Abflug2010-あさくさばしから声がする-」
ギャラリートークが行なわれました。

「Abflug2010」は、東京造形大学・母袋俊也ゼミ有志4名(滝川おりえ、田中さえ、
塚本和世、萩原麻実)による展覧会です。

ギャラリートークは、ゲストに美術評論家 鷹見明彦さんを迎え、
母袋さんの進行ではじまりました。

「ドイツ語『Abflug』は、『離陸』を意味する。
これまでの学生としての『最後』であり、作家としての『始まり』でもある
一度きりの機会」と、展覧を紹介する母袋さん。

若い作家は、やや緊張の表情。
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鷹見さんは、作家4名の作品を、それぞれ、過去の美術史の作家と照らし、
ストレートに切り込みます。
「現代美術の表現者として、先行者との差異を見つけ、見つめる事が大切」

内藤礼、エルネスト・ネド、小沢剛、杉戸洋、内海聖史、ドナルド・ジャッドなど・・・
様々な作家の名前が出現。

「自分の表現を見つけるために・・・先行者の営為を理解する、
そして、好きな作家に踏み込むこと」
「10年後の自分を考えること」
「自作を、美術のコンテクスのどこに位置づけるか」

4名の作品に引用された、美術史上の作家が異なるように、
各々、異なる作品を制作しています。
それぞれの問題を抱えながら、これまでの共有の場を離れて、固有の時と問題を生きていく、
その離陸に向けて、意義ある言葉がはなたれた1時間でした。
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Abflug2010-あさくさばしから声がする-

by mmfa | 2010-03-13 18:42 | 展示情報


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