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2011年 07月 08日
うつわと家具のグループ展『スープとパン』作家紹介・お勧め作品4
ひき続き、『スープとパン』展示作家・作品紹介です。

今日はお二人、大川和宏さん、林友深(ともみ)さん。


大川 和宏
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画廊アクリル棚で人気の「鳴る器」の作者でもある大川さん。
作品には、独特の有機性と無国籍感が漂っています。

今回のお気に入り、スープカップについては
「型取りした底板に水引きした側面をはりつけて、自然なゆがみを表現しました。
ガラス釉薬の流れが、景色となるように工夫しています」

この中に、何を入れたらいいでしょう。
「スープカップなので、コーンスープやトマとスープなど。
これからの季節、冷たいスープなども良く合うかと」

お勧めポイント、こだわりポイントは
「側面のガラス状の釉薬の表情を見てほしいです。
内側と底面にも模様があるので、使っていて楽しいと思いますよ」

「日常生活の中にちょっとした、楽しい刺激のようなものを感じてほしい。
同時に使いやすさ、ホッとする優しさのようなものを、使った方に感じていただけたらと
思い、制作しています」

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(価格 ¥3,500-)


林 友深
1988年生まれ、今回の最若手参加です。
現在、東京藝大修士先端芸術表現科在籍中。
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お勧めの作品はこちら。
「撥水剤を塗った器にルーターで線画を彫り、ベンガラ色を溝にいれて絵を描いています。
仕上げは、白マット釉薬」

何を入れたらいいでしょう。
「おしるこやおかゆが合いそうですね。
夏なので、冷汁も。タイカレー、ひよこ豆スープ・・いろいろ思い浮かびます」

お勧めポイント、こだわりポイントは
「自分にもわからない部分がある けれど人生を豊かに暮らしていけそうなキャラクターたちです。
この器は、絵を描いている時、リラックスして集中していたので、そういう自分の良い状態が、
あらわれている気がします」

「『シンプル イズ ベスト』と思います。
なんとなくの雰囲気で表面を彩っても、その絵やその器が他の人を幸せにするとは思えません。
うそやごまかし、もやもやを明らかにし、切捨てながらあらゆる表現を洗練していけたら、、
そんなふうに、考えています」
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(価格 ¥2,200-)

by mmfa | 2011-07-08 15:44 | 展示情報


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